ゴッドスター /古川日出男 を読みたい


ゴッドスター

ゴッドスター


もう彼の本を全部買い漁って朝から晩まで読み続けていたい
そうして気が付くと日が暮れていて私は年老いて90歳のおばあちゃんになっていて、日が山の向こうに落ちる瞬間ぷつんと事切れるのだと、そんな気がする



本屋で久しぶりに著書を手にとって、最初の1ページを開いた瞬間もう逃れられなくなったので買った。
後悔はしていないというか、寧ろ今まで手に取らなかったことを後悔している。私は何故ここ最近彼の小説から離れていたのだろう?
多分、これの前に読んだボディ・アンド・ソウルが弱冠入り込みにくく、少々敬遠してしまったのだろうと思う。


しかしやっぱり古川日出男の文章はすごい。途切れない銃弾のように短文が、単語が、私の視界と思考と脳天を打ち抜いて貫く。
こんなに中毒的に何かに捕らわれるという感覚は本当に久しぶりだ。早く読み進めたい。



が、何だか実家から部屋に戻るまでの道のりの間に色々トラブったり、それで疲れてその後の移動時間中はずっと眠ってしまっていたり、妹に借りた(勝手に拝借した)DVDを見ていたら日が暮れてしまったり、何故か昼と夜と両方マックのお世話になったり、道で擦れ違った同級生らしい影に怯えて逃げ込むように近くのスーパーに立ち寄ったり、そのついでで無駄な菓子類を買い込んでしまったり、本当に今日は無駄なことばかりしていてしまった。
おまけに明日は学校だというのに何もしていない。準備をこれからしなくてはならない。本なんか今読んでる場合じゃない。


しかし最初の10ページ弱を読んだだけで容易に私の言葉は溢れて、暴走して止まらなくなるなぁ。
影響されやすいっていうか、根が単純で熱しやすく冷めやすいんですね。悪いこととは言わないけれど、自分のこの性格ははっきり言ってあまり好きでないし、絶対この性格のせいで損してることが沢山あると思う。


性格か。
最近、私は、私である限り、幸せとか安寧には程遠いままであるような気がしてならない。
そんなことを言う間に現実と戦わないとならんのに。
つまらん人間だな