サマーウォーズ


サマーウォーズを見て来ました。
実は2回目です。
先月一度、妹に引きずられて見に行ったのですが、ひどく感動しまして。
見始まる前はもうだるさ全開で
「どうせ萌えのつくアニメなんじゃないの?」
とか言っちゃう位乗り気じゃなかったのですが、
もう馬鹿みたいに泣いた。
自分の偏見こそ愚かで馬鹿馬鹿しいと思う位でした。


それから色々なことを、うじうじうだうだ悩んでた鬱憤の反対側で
「もっかいサマーウォーズ見たい」っていう欲求が溜まって来て。
1週間と持ちませんでした。
1日は映画の日ということで、安く見れて良かったです。


というか、映画や漫画はおろか、最近音楽にすらピンと来ない日々がもうずっと続いていたので、
こんなに心を揺さぶられた作品っていうのは本当に本当に久しぶりに巡り合いました。
何と言うか、映画鑑賞中の居心地が凄く良かったです。
映画館の暗闇がより自分と映画の一対一で向き合える空間を作ってくれて、
それがより映画に集中させてくれたのもあると思うんですが、
そういうの抜きにしても、些細な雑音なんか耳に入らない位すごく引き込まれる作品だったと思う。
登場人物ひとりひとりの心情や変化が、
ほんと見ているだけなのに流れ込んで来るようで、
ずっとわくわくしたりはらはらしたり、苦しくなったり悲しくなったり、
登場人物たちと一緒に本当に感情が揺れ動きっ放しでした。
DVD化とか待たなくて良かった。映画を見に行って良かった。


2回目の鑑賞のED中に、あまりの居心地の良さに、
「私はこういう、“自分が安心していられる場所”っていうのが欲しかったんだよなぁ」と、
高校時代そういうことばっかり考えていたのを思い出しました。
どうしてこういう場所を作ろうと奮闘しなかったんだろうなと、
本気になって自分の好きなことに打ち込もうとしなかったんだろうなと後悔しながら、
ふと誰かの言葉が思い出されました。
「俺の世界には守りたいって思える女の子もいない。
空を飛べる不思議な石もない。
ラピュタ見てたらそういうのがすごく悔しくなっちゃって。」
とかそんな感じの言葉です。(すいませんうろ覚えで自信ないですが…)
なんかその言葉を思い出したら余計に泣けて、
結局映画館出て駅まで歩く途中の道もずっと泣いてました。


その発言者の人は、真っ直ぐ立って戦ってきたのになぁと、
そう思うとなお自分が情けなくて悔しかった。
みっともなくて惨めだった。


まぁそれに気付けたのも収穫かもしれません。
もう半年も自分から目を逸らして生きてたように思うので。
取り合えず今はやるべきことをやります。
頑張れるだけ頑張る。
うん。