People In The Box 「Lovely Taboos release party」@Shibuya O-EAST


出発というかもう到着もとい開演直前まで踏んだり蹴ったりでしたがライブは本当に素晴らしかったです


笛吹き男
完璧な庭
水曜日/密室
レテビーチ
見えない警察のための
火曜日/空室
ストックホルム
土曜日/待合室
マルタ
ブリキの夜明け
市民
天使の胃袋
旧市街
子供たち


ニムロッド(新曲)
スルツェイ


鍵盤のない、


OAのLAGITAGIDAすげぇかっこ良かったです
爆音の中にキーボードの音がさり気ない存在感を示していて、荒々しいばかりでないそこはかとない上品さの漂う音楽だったと思います
こうして音楽を生で聴くことのできる機会があって本当に幸運でした


ピープルはのっけから笛吹き男で心がざわざわわくわくとしました
土曜日/待合室〜ブリキの夜明けから市民へ(というか寧ろブリキの夜明け後のしんとした空気をぶち破るダイゴさんのMCも)、市民〜旧市街から子供たちへ、新譜の曲がいいアクセントになって、メリハリの利いたセットリストでした
市民はライブで聴いた方が断然、ですね


レテビーチや火曜日/空室〜ストックホルムなどの比較的ライブで耳にすることの多い曲も、水曜日/密室や見えない警察のための、土曜日/待合室、ブリキの夜明けなど久しぶりに聴くことのできた曲も、一曲だけ披露された新曲も本当に良かったです
直に響くこの感じが堪らなく幸福だなぁとしみじみ思いました
新曲は爽やかに格好良い曲でした
相変わらず、次に向かって油断する間を与えてはもらえないようですので、私は心踊らせたまんま1月を待ちたいと思います


アンコールのスルツェイと鍵盤のない、も最高でした
特に鍵盤のない、は、客電ついてからメンバーが出てきて演奏してくださったので、待ってて良かったと本当に思いました
鍵盤のない、は、本当にぞくぞくして、最後の語りの部分では全身の感覚をフルにとらえられ、痺れて動けなくなるほどでした
聴くことができて、まみえることができて、本当に、良かった


メンバーの皆さんも楽しそうでしたので、それが一番ライブを見にきて良かったなぁと思うところでした
「僕たちね、演奏するのが大好きなんですよ」
といったようなことを波多野さんがおっしゃっていて、
ああそれは何より幸いなことだと
私たちにとっても彼らにとっても
やっぱり音楽は演奏されてこそ、全身に響き渡るのだと、理屈以上に感覚的なところでつくづく思い知らされたりしていました