こんなことを言っても仕方ないんだけど




ラジオから流れてきた曲の歌詞がひどすぎて泣きそうになりました…
こんなのが普通に公共電波に乗って人々の耳に届くのが日常であるということが恐ろしくて震えが止まりませんでした


CDショップの視聴機のヘッドフォンをつける瞬間に、わくわくしていたのがいつからかがっかりすることが増えました
そのくせ
音楽が好きですとか自己紹介で言っちゃう自分が許せません
歌うのが好きだからとほざいてカラオケ通いをやめられない自分が嫌いです


最近、というか最早ここ数年、
はっきり言って自分は非常に音楽に対して不誠実であり、そんな自分が許せないという感情にすら目を瞑って生きてきました
今日はそれに気付いてしまったし、こうやって言葉にしてしまった


でも多分、明日の今頃にはまた忘れるんだろうな
僕はどうしてこんなにばかなんだろう


楽器屋さんで某動画サイトで人気の曲のワンフレーズをひたすら弾き続ける高校生を見かけ
音楽雑誌に特集の組まれたVOCALOIDの記事に吐き気を催して
でも今の自分には多分そっちの方がなじみ深いのも事実であり
嫌悪しながら惹かれているこの矛盾を包括している自分というものに蓋をして呑気に生きている
あわよくばをいつだって夢見て妄想にひたっている自分の横顔の醜さに気付いてはいるのです
そうしてもうそんな年頃ではないと言って、好きなものから全力疾走で逃げてるくせに、たまにすり寄ってきて媚び売って音楽楽しいとか歌うの好きとか
苛々しますね 死んじまえって 自分のことですが


私が好きな音楽というのは結局何なのか、わからなくなりました。
これは自分や音楽について考え直し、今後の生き方を修正する素晴らしいチャンスであると同時に、
ただ突き詰めていくと本気で自殺してしまいたくなり、今後の手前にある明日明後日を生きていけなくなるので
今日も気付かなかったふりをして見なかったふりをして眠ろうって思う


ずるいって言われても、なんて汚い奴だって言われても、死んでしまったら終わりでしょ?
快楽主義で、堕落していて愚かで、だけどそんな奴が今や社会人ですよ


だから、結局何が言いたいんだ?
わからなくなりました。
嘘です。
多分、そんな自分を否定したい自分がいるので、それをこうして文章化することでもっともらしいものにして、何とか肯定的な印象付けたいんですね。
あと正直な自分っていうのを演出したいんじゃないのって?


ここまでくると、自分の考えていることや感覚や存在生き方そのものに対して猜疑的にならざるを得ないわけです。
そしてこう書くことで同情を引きたいんじゃないのとまた疑っています。
「私の膨れ上がる自己否定をなくなるまで潰して全部飲み込んじゃうくらい、私に同情的になって!」と


「こんなかわいそうなわたし、すきになって!」と言いたいんじゃないのという気がして


自分のことくらい自分で肯定しなさい。
だから甘ったれって言われるんですよね。


またみんなに嫌われるところを見つけちゃったね。
明日も上手に、
着たくもないけど身の丈に合ったお似合いのお洋服を着て
笑いたくもないけど他人からは嫌われないように素敵に笑ってください
目立ないように生きて目立たないように死にたい


自分がこれが好き!なんて誰か知りたがるの?知りたがらないね。
それってすごく淋しい。
でもそれは仕方ない。事実私も他人が好きなものとかどうでもいいです。


結局のところ孤独に直面しながら耐えるか、孤独に気付かないよう上手に上手に足蹴にして見えないところに追いやるしかない
私は、そうするしかないです。
誰にも本当のことは話さないように生きていれば、
誰にも本当に好きなものは教えないように生きていれば、
誰にも本当にしたいことは内緒にして生きていれば、
安心して明日のお日様を迎えられるのですからと。


受け入れてくれる誰かを探すのはもう疲れました。
自分が自分であることをあきらめるか、他人に自分を押し付けるかの二択しかないなら、
前者を選ぶしかない程度の意気地のない人間です。
折り合いを図ってとかそういう器用なことを皆が皆できると思わないでください。
少なくとも、今の自分には、無理だ。


また甘ったれと言われるのだろう。
こう書いとけば言い訳にでもなると思うのか私は。


久しぶりに青臭いことを言ってしまった。
多分明日の今頃には