腕時計をはめたままの左腕を切り裂いて僕は問う。「恨むか?」僕は最早詩人にも唄い人にもなれまい。そんな僕を恨むのか? 「君だって汚れ切っている。今更そんなことを確認しても、僕を恨むのか?」 君は死んだような眼をして僕の左腕に滴る赤色に噛み付い…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。