君は笑うの?


枯葉の積もった冬場のプールで 白い四肢をゆったりと泳がせて
夜空の下に真っ青な頬を晒して、…ああ、ねぇ君、笑っているの?


月灯りが眩し過ぎて僕には見えないんだ、何も。
もう寒さで聴覚すら麻痺してしまって、君が声を立てて笑っているのさえ、わからないんだよ。