蝉時雨と蝉と時雨


蝉と雨音のうるさい一日だった。


ところで蝉時雨という単語を見ていて、“時雨”って秋の末から冬の初めに降る通り雨の意味なのに、夏に蝉が沢山鳴く様子を表す言葉の“蝉時雨”という単語に含まれていて何となく矛盾しているようで面白いなと思った。“時雨”単品だと冬の季語なのに、組み合わさって“蝉時雨”になると夏の季語になるし。


そこまで調べて、夏の暑い中苛々しながら蝉のうるさい鳴き声を聴いて、あー早くこの暑さが終わらないかなぁとこれからの季節に想いを馳せている、っていう情景が浮かんで、そういう気持ちから“蝉時雨”の“時雨”という言葉が使われるようになったのかなぁ、いやいやねーよそれはそんな訳ねーから単純に蝉の鳴き声を時雨の音とかけただけだろ妄想乙と自分に対して思った。



こんな時間だというのに腹が減りました。ううううう