2006-11-30 逐語録 その4 呟 「なぁもう止めにしないか」 「休憩かい?」 「そうじゃない、もうこれっ切りしようぜって言ってるんだ」 「君、何を言い出すんだ」 「だってこんなに空は青いのに、俺達今日も墓穴掘るだけで一日終わっちまうぜ」 (彼らの周りには湿った大地に空いた無数の深い穴があちこちに点在していた) 「何言ってんだい、そんな下らないこと言ってる暇にとっととやっちまえ」 「じゃあお前こそ、“そんな下らないこと”と言ってる暇にとっとと死んじまえ」 「それこそお前の墓穴は、俺が掘ってやるさ、お安い御用だ。」